象

角産社員の日頃の声や意見、気づいたことを集めたブログです。

  • ○●社員が語る●○ 安心して任せられる存在
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    2017年4月某日。天気:小雨。
    娘の小学校入学式。有給休暇を取って行ってきた。

     

    どんなお友達かな?どんな先生かな?どんな校舎かな?
    きっとどの子も親たちも、

    楽しみと不安が入り混じっていたに違いない。

     

    さぁ入学式が始まり新入生入場。

    まずはわが子を確認。よし笑顔だ。
    そのあと先頭を歩く担任の先生に目がいった。
    「あっ、若い先生だわ…」
    正直に言うと、このときちょっぴり

    残念な気持ちをもってしまった。

     

    入学式が終わり、親子ともども教室に集合。

    先生から親たちへ向けたあいさつや連絡事項が話された。

    間近で見るとより若さを感じた。
    が、話はとても分かりやすく、何より元気さと熱い熱を感じた。
    そして圧巻は、この日の子どもたちとのさようなら。

     

    ひとりひとりと順番に、握手してさようならとなったのだが、

    このときなんともう、

    先生は子どもたちの名前を何も見ずに呼んでいた。
    初対面からわずか3時間足らず。

    30人を超える子どもたちの顔と名前をこの段階で、

    もうしっかりと自分のものとしていた。
    「プロだわ…」
    思わず口をついて出た。と同時に、ついさっき

    若いというだけでマイナスに考えてしまった自分を恥じた。

     

    『プロフェッショナル』という語にもし定義があるとするなら、

    それは『安心して任せられる存在』そんなところではないか。
    当事者側に立てば『その期待に応えること』となろう。

     

    帰り道、歩いている途中で雨はあがった。
    私は娘に向かって「○○先生でよかったね」と言っていた。

    はぁ、今日はいったい誰のための入学式だったのか?

    そんな2017年4月某日であった。

     

    (本社 総務部経理課 課長 田中宏幸)

     

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    2018年1月30日 ○●社員が語る●○ 安心して任せられる存在